港区・乃木神社

明治天皇に伴って殉死した軍人を祀る

乃木神社は、乃木希典という明治時代の軍人を祀っている神社で、東京都港区にあります。
この軍人は、明治天皇に仕えた人で、明治天皇がご崩御された時に、妻と共に殉死しました。
その忠誠心に心を打たれた人々が、この軍人をたたえ、その後神社を創建したのです。

このように、他と比べると歴史の浅い神社ではありますが、その逸話の深さに動かされ、現在でも多くの参拝客があります。
また、この神社にゆかりのある神社も日本の各地にあり、いかに当時また後代の人々に大きな影響を与えたかが分かります。

太平洋戦争の折、東京大空襲の被害に遭って、大正時代に建てられた社殿は焼失してしまいまうが、戦後篤志家たちの手によって、再び社殿が建てられ現在にまで至っています。

乃木将軍にまつわる宝が収蔵されている

こちらの乃木神社は、乃木将軍の殉死をしのぶために建てられたものですので、神社に納められている宝物は、乃木将軍に関わるものが多くあります。
代表的なものとしては、殉死の際に用いられた刀があります。
また、将軍が賜った勲章の数々も収められていて、国家のために尽くした偉業の数々を見て取れます。

さらに、天皇より下された教育勅語の書があるなら、資料的にも貴重なものも収められていて、ためになる見学ができます。
また、乃木将軍と共に自刃した静子夫人の個人の品もあって、夫婦として絆の強さを思い起こさせてくれます。

神社境内は、緑が豊かでのんびりできる空間が設けられています。
散策に訪れる地元の人も多く、穏やかな雰囲気に満ちています。
乃木将軍の謂われに思いを馳せながら、境内で時間を過ごすのも楽しいでしょう。
また、敷地内にはレストランもあって、食事をいただけますので、静かな環境で一日を過ごす人も少なくありません。

祈願をするために多くの人が常に訪れる

まっすぐな人生を歩んだ乃木将軍の力にあやかろうと、この神社ではいろいろな祈願がなされています。
立派な大人に成長して欲しいという思いから、初宮参りや七五三など、子どもに関するお参りが多いのが特徴で、真摯な親心が見て取れます。

また、共に殉死した乃木将軍と政子夫人の夫婦の絆の強さにあやかろうと、結婚に関する祭事も行う人が多くいます。
神社での挙式も行っていますので、厳粛な雰囲気の中、新郎新婦が新しいスタートを切ることもできます。

また、結婚の記念報告を行う人も多く、結婚式の後、ここにお参りをし、これからの夫婦生活の安泰を祈願していきます。
また、結婚10年や15年など、節目の時に訪れ、その報告をする夫婦も多く、いつまでも幸せに二人で過ごせるようにお参りをしていくという習慣もあります。