板橋区・赤塚諏訪神社

地元に密着した住民から愛される神社

赤塚諏訪神社は、板橋区大門に位置していて、比較的こじんまりとした神社です。
神社名にあるように、信濃の諏訪神社から勧請されたもので、1460年前くらいに創建されたとされています。

武運長久を願い創建された神社で、祭神は建御名方神を祀っています。
この地を治めていた領主自らが創建に関わっていて、地域に密着した神社というのが特徴です。
そのため、時代を通じて、地元の人々の健康と繁栄を守ってきており、住民から常に慕われる存在となってきました。

現在でもその思いは引き継がれていて、祈願成就のための参拝者だけでなく、市民の憩いの場として、散策や休息の場として用いられています。
また、子どもたちが遊ぶところとしても親しまれていて、ほがらかな雰囲気がいつもあるのが特徴となっています。

貴重な文化財である田遊びが行われる神社

この赤塚諏訪神社は、国指定の重要無形民俗文化財である、「田遊び」が行われるところとしても有名です。
田遊びとは、五穀豊穣と家族の安全と繁栄を祈願して、旧正月に行われる1つの神事です。

稲を植える作業手順を言葉に出していくとともに、その動作をして、その様子を神様に献じるというもので、稲作の成功を願う目的があります。
この田遊びにはいくつかの流れがあり、まず魂が入れられた神輿が担がれ、入場します。

その後、花のかごが付いた槍を置き、その前で獅子舞が行われる、「槍突き」の祭事が行われます。
そして、袴姿の天狗が舞を行い、地鎮を行うという祭事に移っていきます。
締めくくりには、厄や不幸を焼き尽くすために、どんど焼きが行われます。

この田遊びの神事は、日本の文化を支えてきた稲作の成功を求めるもので、1年の繁栄を祈願するものですから、多くの人々が家族や仕事の繁栄と安全を願って、参加しに来ます。
また、文化的にも貴重な活動ですので、メディアでも取り上げられることが多く、1つの風物詩として紹介されます。

他の神社ではなかなか見られない祭事ですので、このタイミングに合わせて、赤塚諏訪神社を訪れるのをお勧めします。

都会の喧噪の中、落ち着いた気持ちになれる場所

赤塚諏訪神社は、東京の都会のただ中にあります。
仕事や毎日の生活に疲れを感じた時に、この神社を訪れると一時の落ち着く時間を持つことができて、リフレッシュとなるでしょう。

こじんまりとしていながらも、しっかりと整備された境内は静かで穏やかな雰囲気をたたえていますので、気分もすっきりします。
また、参拝に訪れる人や、散策に来る人も、こうした穏やかな空間を満喫しに来ていますので、終始のんびりできるのも魅力です。
人々の憩いの場、心のより所となっているのが神社ですから、疲れを感じたときに立ち寄ってみるのも良いでしょう。