江東区・富岡八幡宮

古くから庶民にも愛された神社

富岡八幡宮は、西暦1624年に神託を受け、砂州を干拓した地に神社を建てたのが始まりとされています。
広大な敷地を持ち、実に6万坪を超える広さを誇ります。
この広く、ゆったりとできる境内や、そのご利益から、「深川八幡さま」と呼ばれ、江戸時代から庶民の層にも広く愛されてきました。

また、将軍家からも大事にされていて、代々の徳川将軍は八幡大神の崇拝を欠かすことがなかったとされています。
さらに、皇室からの崇敬も篤く、重要な神事が行われることもありました。
こうした歴史を持つ神社ですが、太平洋戦争の東京大空襲によって、社殿が焼失してしまうという悲惨な目に遭ってしまいます。
しかし、信仰を持つ大勢の人々の篤志によって、再建が果たされ現在に至っています。

壮麗な大神輿を担ぐ深川八幡祭り

江戸の祭りの中でも勇壮さの点で際立っている深川八幡祭りが行われるのが、この富岡八幡宮です。
3年に一度の大祭では、合計120基以上の神輿が担がれ、道を埋め尽くすほどの人で、町中が大きな賑わいを見せます。
この時期には、東京都民だけでなく、日本全国、世界各地から大勢の観光客が訪れ、一目その勇壮な神輿担ぎの様子を見ようと集まります。

特に、富岡八幡宮が所有する一の宮神輿は、その壮麗さの点で日本一と言えます。
4.5トンもの重量を持つ巨大な神輿は、その大きさだけでなく、使われている宝石類にも目が奪われます。
24キロもの純金が使われ、ダイヤモンドやルビーが至る所にちりばめられ、まさに宝石でできた大神輿と言えるでしょう。
その大神輿が、行列の中心になって街中を巡る時には、一際大きなかけ声と歓声が上がり、祭りのクライマックスを迎えます。

定期的に行われるイベントも楽しいものばかり

深川八幡祭りのような特別な祭りだけでなく、富岡八幡宮では毎月定期的にいろいろなイベントを開催しています。
たとえば、第一、第二日曜日には骨董市が開催され、掘り出し物を目指して多くの人が訪れます。
第一日曜日はヨーロッパアンティークが、第二日曜日は日本の骨董品が集められることになっていて、バリエーションがあるのも魅力です。

また、月に二回フリーマーケットも開催され、日常の品々が売りに出されます。
思いも寄らないような品々が出てくることもあって、売り買いの楽しさが味わえます。
また、家の引っ越しなどのために、家財一切が出品されることもあり、見ていると楽しい市となっています。

このように、富岡八幡宮は楽しいイベントや勇壮な祭りがあることで、人々との距離が縮まり、愛される神社となっています。
常に参拝客の絶えない神社ですから、明るい雰囲気に包まれているのも魅力です。