文京区・根津神社

1,900年もの歴史を持つ神社

日本人にはたくさんの神社があり、古い歴史を持つものも少なくありません。
そんな中でも、この根津神社はさらに長い歴史を持ち、日本の礎となってきました。
その創建は、実に1,900年前と言われています。
日本書紀に出てくる人として知られる日本武尊が、千駄木の地にこの神社の元となるものを作ったとされています。

その後も、ずっとこの地で人々の守護を行ってきて、篤い信仰を集める場所となってきました。
時代が下り、文明の時代に、城造りの名手、太田道灌が社殿を作り、壮麗な神社が完成しました。

根津神社は、権現造りと呼ばれる、拝殿や本殿などが一体化した社殿が有名で、この造りに関しては随一の質を誇るとされ、重要文化財に指定されているほどです。
長い回廊を持ち、見る者の心を奪う迫力と独特の美しさを持っています。

文豪とゆかりのある神社

この根津神社の境内を歩くと、鴎外の碑があるのに気付くでしょう。
神社がある地域には、かつて幾人もの文豪が住んでいたことがあり、そうした人たちとゆかりのある神社ともなっています

そのため、小説などに根津神社、もしくは根津権現という表現でしばしば登場します。
境内に碑がある森鴎外を筆頭に、高村光雲や夏目漱石など、名だたる小説家が取り上げています。
それだけ人々の生活に密着した神社であり、愛されてきた場所であるのでしょう。

こうした背景から、根津神社には神様への参拝を行う人だけでなく、歴史好きの人や小説家のファンなども訪れ、常に神社に人の往来があります。

つつじまつりの時には多くの人で賑わう

1年を通して多くの参拝客がある根津神社ですが、4月のつつじまつりが行われる時には、さらに人が増えます。
境内はおよそ7,000坪という大きな敷地を持っていますが、その中でも焼く2,000坪はつつじが植えられた庭園となっていて、花が咲き始めると見事な景色が広がります。

いくつもの種類のつつじが植えられていますので、少しずつ開花の時期が異なり、花を楽しめる期間が長いのも魅力で、しばらくの間花の美しさを楽しめます。
この時期には、参拝客の他に、写真撮影を目的とするカメラマンや、遠方からの観光客、さらには外国からの観光客も来て、大きな賑わいを見せます。

また、美しい境内と壮麗な社殿で行う神前式にも人気があります。
独特の造りから、式を挙げる社殿の回廊が長く造られていますので、ここを新郎新婦が歩いて行く様子は見ていて、とても美しく見えます。
最大42名まで対応できるというのもうれしいところで、親族や友人など多くの人に見守ってもらいながら挙式ができるメリットがあります。
一日二組に限定されていますので、貸し切りのような状態で落ち着いて式を挙げられるのも魅力です。